エピソード0～管理人よりご挨拶～

愛媛から全国へ – サウナーを日本一応援する”ｋSｃ”が巡るお遍路の旅路

皆さん、はじめまして。キスケ株式会社のサウナ愛好家、田中と申します。私たちが運営する「伊予の湯治場 喜助の湯」は、愛媛県松山市・道後温泉のふもとに位置しています。

キスケ株式会社の歩み
1970年の創業当初、私たちの事業はアイススケート場でした。しかし、時代とともにエンターテイメントの形態が変わり、ボウリング場、巨大迷路、そしてカラオケと事業を拡大。2001年には、松山市の本社ビル建て替えを機に、温浴事業への進出を果たしました。＊当時の名称は「キスケのゆ」。地域の皆様には年間50万人以上の方々にご愛顧いただき、成長を遂げてきました。

新たな挑戦：「サウナの魅力を地元愛媛に伝える」プロジェクト
しかし2020年、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で事業に大きな打撃を受けました。そんな中、新たなチャンスが「サウナ」でした。私と社内の数名による「サ活」の布教活動をきっかけに、「kisuke Sauna club（以下、kSc）」を立ち上げ。「喜助の湯」は「サウナーを日本一応援する施設」を目指す新しい挑戦を始めました。

kSc発足以降、サウナの環境を改善し、新サービスやオリジナルブランドを展開。愛媛の伝統工芸、「菊間瓦」や「砥部焼」を取り入れたサウナ室「鬼サウナ」や「みかんサウナ」を2020年からプロデュース。サウナの魅力を多くの方に体験していただいています。

「伊予の湯治場 喜助の湯」が2023年の「ニフティ温泉人気サウナ ランキング」で日本1位に！
私たち「伊予の湯治場 喜助の湯」は、2023年の「ニフティ温泉人気サウナ ランキング」で日本1位を受賞することができました。この受賞は、私たちの「日本1サウナーを応援する施設」への取り組みの証であり、大変誇らしく思っています。
しかし、現在も温浴業界は、光熱費の高騰をはじめとした多くの課題に直面しています。そんな中、私たちは新たな挑戦を決意しました。四国には、世界に誇る聖地巡礼「四国八十八ヶ所霊場」があります。この素晴らしい霊場を皆さんに紹介しつつ、四国に点在する魅力的なサウナ施設もピックアップして紹介していきます。私たちの希望は、この取り組みが温浴業界全体の活性化に繋がることです。

この新しい企画に、どうぞ皆さんのご期待と応援をお寄せください！

四国お遍路と私 – 心からの旅路への誘い

「お遍路さん」、この言葉を聞いたことがありますか？正式には四国八十八ヶ所霊場を巡る人々のことを指します。この四国お遍路は、香川県・徳島県・高知県・愛媛県の四国4県に点在する88の仏教寺院を巡るもの。そして、私はこの四国お遍路に魅せられた一人です。

私のお遍路への興味は10年以上前に始まりました。人生の岐路に立たされた当時、自分を見つめ直す時間が必要でした。その答えとして、四国お遍路を巡る旅を選びました。その旅が私にもたらした気づきや経験は、今も私の心に深く残っています。

この四国お遍路は、弘法大師空海が開創したと言われています。彼が訪れた88の霊場を巡るこの旅は、彼の修行の足跡をたどるもの。山々や海岸沿いの寺院を訪れることで、日常を離れ、深い自己反省の時間を持てます。

私が最近再び注目しているのは、サウナと四国お遍路の関連性。私たちkScでは「日本一のサウナ施設」を目指してきました。その中で、四国お遍路とサウナには共通の価値があることに気づきました。

それは「自己と向き合い、心身を浄化する」経験です。お遍路とサウナ、入口は異なりますが、その先で得られる体験は似ています。
四国お遍路の魅力や旅の途中で出会う素晴らしいサウナを紹介していきたいと思います。

「鬼サウナ神社」建立 – 四国お遍路とサウナ、新たな結びつきの場所

日頃の健康的なサ活に感謝し、健康を祈願する全てのサウナ愛好家に捧げる新たな聖地『鬼サウナ神社』が、2023年6月17日（土）に、「伊予の湯治場　喜助の湯」に建立されました。

キスケを創業した山路家が代々宮司を務めていた上島町魚島の亀居八幡神社からの分霊（ぶんれい）により、この鬼サウナ神社は設立されました。宮大工が伝統的な工法により建立され、屋根には邪気を祓うと云われる菊間瓦の鬼瓦が取り付けられています。

まずは、鬼サウナ神社にて四国八十八ヶ所霊場巡りの安全祈願をして、いざ徳島県のお遍路の1番札所 霊山寺（りょうぜんじ）へ出発！！

次回から、いよいよ四国お遍路 ときどきサウナ　エピソード１がスタートします。皆さんお楽しみに！