【徳島県】第9番札所 正覚山 菩提院 法輪寺(ほうりんじ)

こんにちは、kScの田中です。『四国お遍路ときどきサウナ』のエピソード9では、第9番札所「法輪寺」(ほうりんじ)を紹介いたします。

第8番札所の熊谷寺まではずっと西へと進んできましたが、ここ法輪寺は熊谷寺の南にあります。熊谷寺からは約2.2kmにわたって緩やかに下り坂が続き、田んぼと畑の風景のなかにあるお寺ですので、アクセスはわかりやすいでしょう。

法輪寺は足の病気にご利益があるとされ、本堂には数多くのわらじが奉納されています。また、四国八十八ヶ所霊場で唯一、涅槃釈迦如来像が本尊とされているなど、独特の雰囲気を楽しめるお寺です。

第9番札所  法輪寺(ほうりんじ)

法輪寺は、徳島県阿波市土成町土成に位置する高野山真言宗の寺院です。本尊は涅槃釈迦如来で、空海(弘法大師)の作と伝えられています。山号・院号は正覚山(正覚山)菩提院(ぼたいいん)、四国八十八ヶ所巡礼の第九番札所として知られています。

ご詠歌:大乗の ひほうもとがも ひるがえし 転法輪の 縁とこそきけ

歴史
弘仁6年(815年)、この地で巡教をしていた空海が、仏の遣いといわれる白蛇を見たことから、涅槃釈迦如来像を刻み、本尊として開基したと伝えられています。この当時は、現在地より4キロメートル北方の法地ヶ渓にあり、このようないわれから白蛇山法林寺(法淋寺)と号していました。

しかし、天正10年(1582年)に長宗我部元親の兵火により焼失の憂き目にあいます。その後、正保年間(1644年~1648年)に現在地に移転して再興されました。田んぼの広がる中にあるため「田中法輪寺」と呼ばれており、当時の住職が転法林で覚りをひらいたことから、現在の山号と寺号に改められました。その後、安政6年(1859年)に失火にて鐘楼堂を残して全焼し、現在の堂宇が再建されたのは明治時代に入ってからです。このような2度の火災に見舞われながらも本尊は難を逃れており、現存しています。

本寺が足病平癒、健脚祈願の霊験があるとされるのは、足の悪かった参詣者が参道の途中から自ら歩けるようになったということに由来します。そのため、本堂に大量のわらじが奉納されています。

境内

▲本堂


▲大師堂


▲山門
○本堂:本尊は入滅時の涅槃釈迦如来を取囲む十数体の羅漢達を仏像化したもので、2014年に1年間にわたって開帳された。現在は数年に1度開帳されている。右脇陣には薬師如来坐像、左脇陣には釈迦如来坐像、さらに左に弁財天が祀られている。
○大師堂:一般公開はされていないが、寺宝である空海の御衣が奉納されている。
○山門(仁王門):入母屋造の楼門である。
○青不動明王:本堂右前に鎮座している。矜羯羅・制多迦童子を従えた半跏趺坐像である。

宗派:高野山真言宗
本尊:涅槃釈迦如来
開基:弘法大師
創建:弘仁6年(815)
真言:のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

所在地
〒771-1506 徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
電話
088-695-2080
駐車場
普通50台・又はマイクロバス30台・又は大型10台・無料
宿坊
なし
公式HP
なし


*境内は基本的には写真撮影OKですが、場所によっては撮影禁止の所もあります。
*気を付けながら撮影しているつもりですが、禁止箇所に気づかず見逃していれば再編集いたしますのでご一報ください。

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